AWS の資格勉強をしていて、ディスクの性能が全然違ったので自分なりに整理しました。

Azure Managed Disk の個人的なイメージ

  • Standard HDD、Standard SSD、Premium SSD が基本的な選択肢
  • Standard SSD と Standard HDD は性能差がそこまで大きくない(IOPS は同じでバーストできる程度)
  • Premium SSD を選択すると、利用可能な IOPS が爆増する

Amazon EBS との比較

対応関係は乱暴に言うと下記のようになります。

  • Standard HDD = st1
  • Standard SSD = gp3
  • Premium SSD = io2

Azure の場合、ディスク容量が 4,096GiB 以下とそれより上で性能の値が全く異なってくるため、下記は 4,096GiB 以下の容量での比較で記載します。

Standard HDD と st1 の性能差

スループットに関して、Standard HDD の場合 60MB/秒 で固定値であるのに対し、st1 の場合は TiB ごとに 40 MiB/秒となっているので、容量に比例したスループットを得られます。 IOPS はどちらも 500。

また AWS の方はアクセス頻度の低いアーカイブ用の sc1 という HDD のディスクがあります。

Standard SSD と gp3 の性能差

IOPS に関して、Standard SSD は 500 で固定(容量によってはバーストして 600 や 1,000 まで増加可能)ですが、gp3 は容量関係なく最大 16,000 まで指定できます。

スループットに関して、Standard SSD は 100MB/秒(容量によってはバーストして 150MB/秒や 250MB/秒まで増加可能)ですが、gp3 は最大 1,000MiB/秒まで指定できます。

こちらは圧倒的に AWS の選択肢が広いですね。

Premium SSD と io2 の性能差

IOPS に関して、Premium SSD は最大 7,500 まで設定可能ですが、io2 は GiB あたり最大 1,000、ボリュームあたり 256,000 まで指定可能です。ただし 32,000 IOPS を超える場合は条件付きとのことです。

スループットに関して、Premium SSD は最大 250MB/秒、io2 は最大 4,000 MiB/秒となります。

こちらも圧倒的に AWS の選択肢が広いですね。

まとめ

AWS はディスクの性能の最大値が大きく、様々な構成に適応できそうです。もちろん料金と相談にはなりますね。

(趣味での話ですが、Azure でディスクの性能が出なくて断念したアレは AWS だったら解決したのかなぁという後悔が・・・)